メルエム
略歴・人物像
キメラ=アントの「王」。すべてのキメラ=アントの頂点に君臨する絶対的な存在。 女王の腹を内側から食い破って強制的に誕生した。生まれながらにして人間を遥かに超越する絶対的な力、知力、そしてオーラを持つ。「力こそが全てであり、人間はエサに過ぎない」という暴君としての傲慢な思想を持っていた。 暇つぶしとして各国の盤上遊戯の王者を東ゴルトー宮殿に呼び寄せては打ち負かし殺していたが、軍儀の世界王者である盲目の少女・コムギと出会う。何度対局しても彼女に勝てないという初めての挫折と、彼女の軍儀に対する純粋な覚悟に触れるうちに、自らの「王としての存在意義」や「力を使うべき理由」に疑問を抱くようになる。
討伐隊の襲撃後、ネテロ会長との一騎打ちの死闘を制するも、ネテロが仕掛けた貧者の薔薇(ミニチュアローズ)の自爆に巻き込まれ瀕死の重傷を負う。プフとユピーの細胞(オーラ)を摂取することで劇的な復活を遂げたが、爆弾に仕込まれていた遅効性の猛毒に侵されており、余命わずかとなる。 最期の時を前に「自分は彼女と軍儀を打つために生まれてきたのだ」と悟り、地上の支配を諦めてコムギの元へと帰還。彼女と共に軍儀を打ちながら、静かに息を引き取った。