軍儀(ぐんぎ)
概要
東ゴルトー共和国を発祥とする国民的な盤上競技(ボードゲーム)。 作中では囲碁や将棋と同等の歴史と格式を持つ競技として扱われており、世界大会も開催されている。キメラ=アント編において、王(メルエム)と盲目の天才少女コムギの関係性を深く結びつける極めて重要な役割を果たした。
ルールと特徴
縦横9×9のマス目が描かれた盤(軍儀盤)の上で、「帥(スイ)」をはじめとする14種類の駒を動かし、相手の「帥」を詰ませた(捕獲した)方が勝利となる。 将棋やチェスに似た性質を持つが、軍儀ならではの非常にユニークかつ複雑なルールが存在する。
- 立体的な駒の配置: 最大の特徴として、盤上の駒の上にさらに駒を重ねる(「ツケ」と呼ばれる)ことが可能。最大で3段まで駒をタワー状に重ねることができ、これによって三次元的な戦略が求められるため、取り得る手数は将棋やチェスを遥かに凌駕する。
- 自由な初期配置: ゲーム開始時、「帥」以外の駒は自陣内であればどこにでも自由に配置できる。
- 「新(あらた)」: 初期配置の際に盤上に置かず、手元に残しておいた駒(持ち駒)をゲーム中の任意のタイミングで盤上に打ち込むことができる(将棋の「打つ」に相当)。
作中における戦法
- 狐狐狸固(ここりこ): コムギが約10年前に考案した、初期配置から相手をハメる特有の戦型。一度は必勝法として確立されたが、後にコムギ自身の手(「中中将(ちゅうちゅうしょう)」)によって破られた。メルエムとの対局中、メルエムがこの戦法を用いてきた際、コムギは自らがかつて破ったはずの狐狐狸固に「新たな返し手(逆新)」を見出し、戦法自体を盤上で"復活"させるという進化を見せた。この対局を通じてメルエムはコムギの計り知れない深淵に触れることになる。
余談
『HUNTER×HUNTER』作中限定の架空のゲームであったが、2022年にユニバーサルミュージックから公式製品として商品化され、実際にプレイ可能なボードゲームとして発売された。