会長選挙・アルカ編
あらすじ(概要版)
キメラ=アント討伐の代償としてアイザック=ネテロ会長が自爆・殉職し、ハンター協会では次期会長を決める「第13代会長総選挙」が開催されることになった。 ネテロの遺言により集められた協会の最高幹部「十二支ん」が選挙を取り仕切るが、野心家である副会長パリストン=ヒルや、ゴン=フリークスの父親であるジン=フリークス、そして真面目なチードル=ヨークシャーらの思惑が複雑に交錯し、選挙戦はプロハンターたちの高度な頭脳戦・政治暗闘へと発展していく。
一方、誓約と制約の反動により、現代医療や除念師では到底治せないほどの呪いに蝕まれ、ミイラのような重体に陥ったゴン=フリークス。彼を救うため、キルア=ゾルディックは実家であるククルーマウンテンに戻り、幽閉されていた弟(妹)のアルカ=ゾルディックを連れ出す。 アルカ=ゾルディックには「ナニカ」と呼ばれる別の人格(暗黒大陸由来のガス生命体アイ)が宿っており、「3つのおねだり」を聞けば、どんな「お願い」でも叶えるという神のごとき力を持っていた。しかし、大きな願いの後には見返りとして凄惨な「残酷な尻拭い(無関係な人間が大量に捻り潰される)」を要求する恐ろしい能力でもあった。
長兄のイルミ=ゾルディックは、ナニカの能力の反動によるゾルディック家滅亡(キルア=ゾルディックやイルミ=ゾルディック自身の死)を恐れ、アルカ=ゾルディックを暗殺しようとヒソカ=モロウを巻き込んでキルア=ゾルディックを激しく追撃する。執事のツボネやアマネの監視、イルミ=ゾルディックの放った針人間たちの妨害を退けながら、キルア=ゾルディックは決死の逃避行を続ける。 最終的にキルア=ゾルディックは、ナニカの「ルール」の特例(キルア=ゾルディックからの「命令」には尻拭いが発生しない)を行使し、無事にゴン=フリークスの病室へとたどり着く。ナニカの圧倒的な力によって、ゴン=フリークスの肉体は完全に元通りに回復する。
回復したゴン=フリークスは選挙会場へと現れ、彼を心配して演説を行っていたレオリオ=パラディナイトや仲間たちと感動の再会を果たす。選挙戦自体はパリストン=ヒルがレオリオ=パラディナイトを下して勝利するが、彼は即座にチードル=ヨークシャーへ会長の座を譲り渡して去っていく。 すべてが終わった後、世界樹の頂上で待つジン=フリークスとようやく対面を果たしたゴン=フリークス。ジン=フリークスはゴン=フリークスに対し、「この世界のさらに外側(暗黒大陸)」の途方もない広さと、自分が追っているロマンについて語り、ゴン=フリークスは新たな冒険への予感を胸に抱くのだった。
関連用語
補足・備考(豆知識など)
- ナニカの正体と「愛」: アルカ=ゾルディックに宿る「ナニカ」は、暗黒大陸の五大厄災の一つであるガス生命体「アイ」である可能性が高いとされている。「アイ」は「愛」と掛かっているとも考察され、ナニカがキルア=ゾルディックの「命令」に無条件かつノーリスクで従うのは、彼との間に特別な「愛」があるためだと考えられている。
- ヒソカ=モロウの採点: 会場付近でヒソカ=モロウがプロハンターたちを品定めし、イルミ=ゾルディックに対して「95点」と高得点を付けたシーンは、各キャラクターの実力関係を測る一つの指標としてファンによく引用される。