レオリオ=パラディナイト
略歴・人物像
医師を志す青年。第287期ハンター試験でゴン=フリークスやクラピカ、キルア=ゾルディックらと出会い、共に行動するようになる。常にスーツを着こなし、サングラスをかけているため老け顔に見られがちだが、初登場時は10代の青年である。非常に義理人情に厚く、仲間思いで裏表のない熱血漢。短気で怒りっぽい一面や、金や女性に弱い俗物的な一面を見せることもあるが、その根底には誰よりも他人のために感情を露わにできる強い正義感と深い優しさを持っている。
過去に金がなくて親友・ピエトロを病気で救えなかった悲痛な経験から、「金で買えないものはない」と豪語し、表向きは莫大な富を得るためにハンターを目指していた。しかし、本当の目的は「同種の病気の子供を無償で治療できる医者」になることであり、莫大な学費の免除や様々な特権を得るためにハンター試験を受験した。見事にプロハンターの資格を取得した後は、国立医科大学に合格して医大生として多忙な日々を送っている。
戦闘狂や暗い過去を抱える者が多い本作において、彼岸に足を踏み入れすぎない「一般人の感覚」を持ち合わせている貴重な人物。念能力の習得は仲間に比べて遅れを取ったものの、生身の基礎身体能力は決して低くない。ゾルディック家の「試しの門」では、本格的な念習得前でありながら第2の門(4トン)まで一人で開くほどの膂力を有している。ヨークシンシティ編では、条件付きの手刀で幻影旅団の背後を突こうとしたり、ゴンやキルアの資金繰りを巧みな値切り交渉でサポートしたりと、仲間を裏方から支え続けた。
第13代会長選挙編では、キメラ=アントとの戦いで重体となったゴンを救うためにいち早く病院へ駆けつけ、付きっきりで看病を行った。現状を打破しようとしないハンター協会や、息子の見舞いすら拒否する父親のジン=フリークスに対して激しい怒りを覚え、大勢のハンターの前でジンを念能力で殴り飛ばす。この「真っ直ぐな友人への情」と熱い演説が多くのハンターたちの心を打ち、次期会長選挙で一時は上位に食い込むほどの熱狂的な支持を集めた。本人は会長になる気は一切なかったものの、この出来事をきっかけにハンター協会内での彼への評価は確固たるものとなった。
その後、チードル=ヨークシャーから直々に推薦を受け、十二支んの「亥(イノシシ)」として加入。暗黒大陸渡航という未曾有の任務に向け、チードル率いる科学班・医療チームの一員として抜擢される。クラピカを十二支んに引き入れることにも貢献し、現在はカキン帝国の巨大渡航船「ブラックホエール号」の船内にて、医師の卵としての知識と念能力を活かして医療活動に従事している。
念能力・特殊能力
放出系能力者。 医学の知識と念を組み合わせた独自の能力を開発中。戦闘に特化するよりも、あくまで医療行為の延長やサポートを目的として念を修行している。
遠隔攻撃(仮称)
地面や壁などの物体を殴ることでオーラを這わせ、離れた場所にある物体や空間から拳を出して攻撃する。選挙編でジンを殴り飛ばした際に初めて披露された。 ジン=フリークスの分析によれば、この能力の本質は戦闘用ではなく、エコー(超音波検査)のようにオーラを飛ばして体内の異常を触知したり、メスを入れることができない部位にオーラを飛ばして腫瘍を破壊するといった「手術・医療行為」の応用である。レオリオの医師としての才能と優しさが反映された念能力と言える。