ゴン=フリークス
略歴・人物像
本作の主人公。くじら島出身。物語開始時12歳。第287期プロハンター。 幼い頃に両親と離れ、叔母のミトに育てられた。幼少期に森で出会ったハンターのカイトから、死んだと聞かされていた父親のジン=フリークスが生きていること、そして彼が偉大なプロハンターであることを教えられる。「父親がそこまで夢中になるハンターとはどんな職業なのか」を知り、ジンを探し出すため、自らもハンター試験を受けることを決意して島を旅立った。
大自然の中で育ったため、野生動物並みの驚異的な視力・聴力・嗅覚・味覚などの五感と、常人離れした身体能力、動物と心を通わせる天性の素質を持っている。 性格は天真爛漫で好奇心旺盛、そして非常に純粋で直情的な熱血漢。一度決めたことは決して曲げない頑固さや、極度の負けず嫌いな一面を持つ一方で、相手の意見が筋の通ったものであれば素直に受け入れる柔軟さも併せ持つ。しかし、その純粋さゆえに善悪の境界線が一般的な道徳観とはズレており、「自分が納得できるかどうか」「仲間を傷つけるかどうか」を行動の絶対的な基準としている。この危うさは、時に周囲を惹きつけ、時に狂気すら感じさせる。
ハンター試験編では、キルア=ゾルディック、クラピカ、レオリオといった生涯の仲間たちと出会い、数々の過酷な試練を乗り越えてハンターライセンスを取得。その後の天空闘技場編では、ウィングのもとで「念能力」を修得し、ヒソカとの再戦を果たした。 ヨークシンシティ編では幻影旅団との危険な駆け引きに巻き込まれ、続くグリードアイランド編ではビスケット=クルーガーのもとでさらなる念の修行を積み、父親が作ったゲームを見事にクリアする。
物語の転機となるキメラ=アント編では、恩人であるカイトがネフェルピトーに惨殺されたことで、深い絶望と激しい怒りに囚われる。復讐のため、自らの命と念能力を代償とする究極の「制約と誓約」を課し、強制的に肉体を成長させてピトーを討ち果たした。 しかし、その代償として昏睡状態の瀕死に陥る。会長選挙・アルカ編にて、キルアとアルカ(ナニカ)の力によって奇跡的な回復を遂げ、ついに世界樹の頂上で父親のジンとの念願の再会を果たした。 その後、無理な誓約の反動でオーラが出なくなり(念が使えなくなり)、ジンからの「普通に戻れたんだから十分だろ」「これからどうするかは自分で決めろ」という助言を受け、現在は故郷であるくじら島に帰還。自分のこれからの道を見つめ直している。
念能力・特殊能力
強化系能力者。 水見式では、グラスの水の量が増加する。純粋な強化系の資質を持ち、攻防ともにバランスが良く、高い身体能力と相まって非常に強力な近接戦闘能力を発揮する。
ジャジャン拳
「最初はグー、ジャンケンポン」の掛け声とともに体中のオーラを練り上げ、強力な攻撃を放つ必殺技。 構えの段階で敵に技の性質やタイミングを読まれやすい欠点があるが、あえてフェイントをかけたり、グー・チョキ・パーを状況に応じて使い分けることで対応の幅を広げている。 * グー: 強化系の技。拳にオーラを集中(硬)させ、強力なパンチを放つ。ゴン最大の破壊力を誇る必殺技。 * チー: 変化系の技。オーラを刃のように変化させて指先から伸ばし、対象を切り裂く。強化系からはやや相性が落ちるため威力は劣るが、切断を目的とする場合に使用する。 * パー: 放出系の技。手のひらからオーラの塊を弾として放つ。遠距離への攻撃手段だが、放出系に特化していないため威力や射程には限界がある。
強制成長(通称:ゴンさん)
ネフェルピトーを確実に倒すため、「もうこれで終わってもいい」「だから、ありったけを」という究極の制約と誓約を自らに課し、本来なら数十年間の絶え間ない修練を要するほどの肉体と強大な念能力を強制的に引き出した姿。 髪は空高く伸び、筋骨隆々の大人の体格へと急成長を遂げる。そのオーラ量と戦闘力は王直属護衛軍であるピトーを圧倒し、一瞬で葬り去るほどの絶大なものだったが、発動後には二度と念が使えなくなるほどの凄まじい反動と、干からびたミイラのような瀕死の状態をもたらした。