キルア=ゾルディック
略歴・人物像
伝説の暗殺一家ゾルディック家の三男。銀髪と青い瞳が特徴的な少年。 幼少期から暗殺者としての過酷な英才教育を受けており、毒に対する強い耐性や、数百万ボルトの高圧電流に耐えうる肉体、暗殺術(音を立てずに歩く暗歩、その応用で残像を生み出す肢曲など)を身につけている。暗殺者としての才能はゾルディック家の歴史上でも随一とされ、家族からも後継者として強く期待されていた。
しかし、自分の生き方を決められる環境や家業の暗殺に反発し、家出をして第287期ハンター試験を受験する。そこで同年代のゴン=フリークスと出会い意気投合し、生まれて初めての「友達」となり、以降は彼と行動を共にすることになる。最終試験では兄・イルミ=ゾルディックの精神的な呪縛によって殺人を犯してしまい不合格となるが、その後ゴンたちがゾルディック家まで迎えに来たことで、正式にゴンと共に旅立つことになった(後に第288期ハンター試験を単独で再受験し、他の受験者を全て倒して唯一の合格者としてプロハンターとなっている)。
天空闘技場編やヨークシンシティ編、グリードアイランド編を経て、ゴンと共に様々な死線を潜り抜けながら念能力を習得し、戦闘能力を飛躍的に向上させた。基本的にはクールで頭の回転が速く、飄々とした性格をしているが、ゴンの前では年相応の無邪気な一面や、照れ屋な部分を見せる。その一方で、幼少期に兄イルミに植え付けられた「勝てない敵からは逃げろ」という呪縛に長く苦しめられ、強敵を前にすると無意識のうちに逃避を選びそうになる自分に葛藤していた。
キメラ=アント編では、強大な敵との戦いの中でイルミの針を自身の頭部から引き抜くことに成功し、精神的な呪縛から完全に解放される。その後はゴンを命懸けでサポートし、自らの身を挺して戦い抜いた。会長選挙・アルカ編においては、「誓約と制約」の代償によって瀕死の状態に陥ったゴンを救うため、実家に幽閉されていた妹(弟)のアルカ=ゾルディックを連れ出す決意をする。イルミら家族の追手から逃れつつ、アルカ(およびその別人格「ナニカ」)の力を借りてゴンの治療に成功した。ゴンの回復後は、アルカの意思を尊重し、彼女を守りながら共に世界を旅する道を選び、ゴンとは一旦別の道を歩むことになった。
念能力・特殊能力
変化系能力者。オーラを電気の性質に変化させる能力を持つ。幼少期から日常的に高圧電流を浴びる拷問めいた訓練を受けていたため、電気のオーラを創り出し、自身の体に流すことができる。ヨーヨーなどの武器と組み合わせて使用することもある。
雷掌(イズツシ)
両手からスタンガンのような高圧電流を発する技。触れた相手を感電させ、動きを止めることができる。キルアが最初に編み出した電気の念能力。
落雷(ナルカミ)
空中に跳躍し、離れた敵の頭上から落雷のように強力な電流を一直線に落とす技。遠距離からの一撃であり、相手に回避の隙を与えず麻痺させることができる。
神速(カンムル)
自身の肉体(神経網)に電気のオーラを流し込み、限界を超えた速度での移動と反応を可能にする能力。電気を自ら充電する必要があるが、発動中は圧倒的なスピードを誇る。 * 電光石火(でんこうせっか): 自身の意思に従って肉体を限界以上に高速で動かす。長距離の高速移動や、敵の攻撃を避ける際などに使用される。 * 疾風迅雷(しっぷうじんらい): 相手の動き(殺気やオーラの動きなど)を感知し、脳を通さずに反射的に肉体を動かして反撃・回避する。あらかじめプログラムされた動きを自動で行うため、相手がどれほど速くても先手を打つことが可能。