天空闘技場
概要
地上251階建て、高さ991メートルを誇る、世界第4位の巨大な高層建造物。世界中から腕自慢の格闘家たちが富と名声(あるいは強者との戦い)を求めて集う格闘技のメッカであり、年間観客動員数は10億人を超える。
1階の窓口で簡単な受付(名前や生年月日などの必要事項の記入)を済ませるだけで、特別な資格や参加費などがなくても誰でも参戦が可能。 作中では、ゴン=フリークスとキルア=ゾルディックが、実戦経験を積みながら所持金を稼ぐための修行の場として訪れた。また、ここで彼らはズシおよびウイングと出会い、後に物語の根幹となる「念能力」を基礎から学ぶこととなった。
階層ごとのシステムとルール
天空闘技場は、大きく「200階未満」と「200階以上」でシステムが根本的に異なる。
1〜199階(通常クラス)
- ファーストファイト(1階):受付後の最初の試合は実力測定として扱われ、試合内容によって適正な階層に振り分けられる(実力次第では一気に50階などへ飛級できる)。勝敗に関わらず、参加賞としてジュース1本分に相当する「152ジェニー」が支給される。
- 勝ち上がりと降格:基本的に10階単位でクラス分けされており、1勝するごとに10階上に上がり、負ければ10階下がる。
- ファイトマネーと待遇:上の階へ行くほど支給されるファイトマネーが跳ね上がっていく。50階クラスでの1勝は約5万ジェニー、100階クラスでは100万ジェニーにもなり、100階以上に到達すると個室が与えられ、ファイトマネーも数百万〜数千万ジェニーの破格の金額に膨れ上がる。
200階クラス(念能力者専用クラス)
199階までを勝ち抜いた者のみが到達できる特権階層。この階層からは、事実上「念能力者同士の戦い」が前提となるため、念を知らない一般の格闘家は生き残れない魔境と化す。
- 洗礼:念を知らずに200階へ上がってきた者に対し、闘技場に棲みつく悪質な先輩闘士たち(ギド、サダソ、リールベルトなど)が、念による攻撃(オーラ)を浴びせる行為。強制的に精孔を開かせられるため、死傷するか一生残る障害を負うケースが後を絶たない。
- ルール:200階クラスでの武器の使用が全面解禁される。また、試合はファイトマネーが発生せず、純粋に「名誉」のみを賭けて戦うことになる。
- 試合規定:試合の準備期間として最大「90日」が与えられ、その期間内であればいつでも試合を申し込むことができる(試合を行うごとに猶予は90日にリセットされる)。
- 条件:10勝を達成すれば、さらに上の「フロアマスター」への挑戦権が得られる。ただし、10勝する前に4敗すると失格(追放)となり、二度と天空闘技場には参加できなくなる。
フロアマスターとバトルオリンピア
天空闘技場の頂点に君臨する特別な闘士たちと、彼らのみが参加できる大会。
- フロアマスター:230階から250階までの各階をそれぞれ占有している、計21人の最高位闘士。天空闘技場の運営側からも別格のVIP待遇を受ける。
- バトルオリンピア:フロアマスターのみが参加資格を持つ、2年に1度開催される格闘技の祭典。この大会で優勝した者は、天空闘技場の最上階である「251階」を自身の私邸として与えられる。
作中での主な出来事
- ゴン=フリークス&キルア=ゾルディックの挑戦:天空闘技場で修行を開始したゴン=フリークスとキルア=ゾルディックは、念を習得しながら順調に勝ち上がり、200階クラスで「洗礼」を行っていた先輩闘士たちを圧倒。ゴン=フリークスは以前ハンター試験で敗れたヒソカ=モロウとの念願の対決を果たし、ついにハンタープレートを直接叩き返すことに成功した。
- ヒソカ=モロウ VS クロロ=ルシルフルの死闘:物語の王位継承戦編の直前(第34巻)において、共にフロアマスターとなっていたヒソカ=モロウとクロロ=ルシルフルによる、どちらかが死ぬまで戦うデスマッチが天空闘技場のリングで行われた。クロロ=ルシルフルは「盗賊の極意(スキルハンター)」と複数の能力、さらには闘技場の観客を爆弾人形に変えてヒソカ=モロウを追い詰め、天空闘技場全体を巻き込む凄惨な死闘を繰り広げた。