ゾルディック家編
あらすじ(概要版)
ハンター試験の最終試験で兄イルミ=ゾルディックの呪縛により人を殺め、失格となってしまったキルア=ゾルディック。彼は実家であるパドキア共和国のククルーマウンテンへと帰ってしまう。ゴン=フリークス、クラピカ、レオリオ=パラディナイトの3人は、友人である彼を連れ戻すため、世界に名だたる暗殺一家ゾルディック家の敷地へと乗り込む決意をする。
ゾルディック家の広大な敷地は、重さ数十トンにも及ぶ「試しの門(黄泉の扉)」によって外部から隔絶されていた。合鍵を使って不正侵入した者は、巨大な番犬ミケに食い殺されるという過酷な環境の中、ゴン=フリークスたちは掃除係のゼブロの下で特訓を開始する。数週間の肉体労働(重いベストやティーカップを使った生活)を経て、ついに自らの力で試しの門を押し開け、正式な来客として敷地内へと足を踏み入れる。
敷地内を進む彼らの前に、見習い執事のカナリアが立ち塞がる。彼女の容赦ない攻撃を何度受けても歩みを止めず、真っ直ぐにキルア=ゾルディックへの友情をぶつけるゴン=フリークスの姿に、カナリアは心を動かされ道を譲る。 その後、執事室に案内された3人は、キルア=ゾルディックを待つ間に執事長ゴトーから「コイントスゲーム(命懸けの余興)」を挑まれる。凄まじいハンドスピードでコインを隠すゴトーに対し、3人はチームワークと動体視力を駆使して見事ゲームを切り抜ける。
一方、屋敷の独房で自問自答を続けていたキルア=ゾルディックは、父シルバ=ゾルディックとの対話に臨んでいた。シルバ=ゾルディックはキルア=ゾルディックの「友達を助けたい」という本心を聞き出し、「仲間を決して裏切るな」という誓いを血判で交わす。これによりキルア=ゾルディックは自由の身として家を出ることを許される。 無事に執事室で再会を果たした4人は、9月1日にヨークシンシティでの再会を約束し、クラピカとレオリオ=パラディナイトはそれぞれの目的のために旅立ち、ゴン=フリークスとキルア=ゾルディックは二人で新たな修行へと向かうのだった。
関連用語
補足・備考(豆知識など)
- 試しの門の重量:門は1から7まで存在し、1の扉が片側2トン(両側で4トン)。番号が上がるごとに重さが倍になり、最大の7の扉は片側128トン(両側256トン)にも及ぶ。
- ゴン=フリークス達の到達度:ゼブロの下での特訓後、ゴン=フリークスとクラピカは1の扉(4トン)を、レオリオ=パラディナイトは2の扉(8トン)を開けられるようになった。ちなみに帰宅時のキルア=ゾルディックは3の扉(16トン)を開けており、後のキメラアント編では5の扉(64トン)まで開けられるように成長している。
- 番犬ミケの掟:ミケには「試しの門から入ってきた者は攻撃するな」という命令が下されている。それ以外の侵入者は容赦なく排除される。ゴン=フリークス達は当初門を開けられず、清掃員ゼブロに鍵を開けてもらって敷地に入ったが、ミケの圧倒的な恐ろしさを目の当たりにし、自分たちの力で門を開ける決意を固めた。
- ネーミングの系譜:ゾルディック家の兄弟の名前は「イルミ=ゾルディック→ミルキ=ゾルディック→キルア=ゾルディック→アルカ=ゾルディック→カルト=ゾルディック」としりとりになっている。