コンテンツにスキップ

クラピカ

略歴・人物像

滅ぼされた少数民族「クルタ族」の生き残り。同胞の仇である幻影旅団への復讐と、奪われた同胞の眼「緋の眼」を奪還するためにハンターとなる。

クルタ族の隠れ里で育ったクラピカは、親友のパイロの目を治すため、そして外の世界への強い憧れから里を出る試験に挑み合格した。しかし、彼が里を旅立った直後、幻影旅団によって一族は虐殺され、特異体質である「緋の眼」を根こそぎ奪われるという悲劇に見舞われる。この凄惨な事件が彼の心に消えない傷を残し、生涯をかけた復讐の道へと彼を駆り立てることになった。

普段は知的で冷静沈着、幅広い知識と鋭い洞察力を持つ。礼儀正しく義理堅い性格で、仲間思いの一面もある。しかし、幻影旅団や「クモ」に関することになると激しい怒りに囚われ、我を忘れて冷静さを失ってしまうという危うさを併せ持つ。復讐という暗い使命と、本来の優しさの間で常に葛藤しており、一族で自分だけが生き残ってしまったという深い孤独とサバイバーズ・ギルトを抱えながら生きている。

第287期ハンター試験でゴン=フリークスキルア=ゾルディックレオリオ=パラディナイトと出会い、深い絆を築く。ハンターとなった後は、裏社会の情報と資金を得るため、マフィアのノストラードファミリーに身辺警護として潜入。ヨークシンシティ編では幻影旅団と激突し、自らの命と引き換えにするような過酷な制約と誓約を科した念能力を駆使して、旅団員との壮絶な死闘を繰り広げた。

暗黒大陸編では、失踪したパリストンらの後任として、レオリオ=パラディナイトと共に十二支ん(子)に加入。同胞の「緋の眼」を大量に所有しているとされるカキン帝国の第4王子ツェリードニヒに近づくため、第14王子ワブル=ホイコーロの護衛として王位継承戦に身を投じる。ブラックホエール1号の船内では、マフィアや他王子の暗殺者など様々な思惑が交錯する中、高度な頭脳戦と過酷な防衛戦を指揮している。

念能力・特殊能力

通常時は具現化系能力者幻影旅団を確実に捕縛し倒すため、右手の五指それぞれに具現化した鎖を装備し、指ごとに個別の強力な能力を付与している。

緋の眼(ひのめ)

クルタ族特有の体質。感情が昂ぶると瞳が鮮やかな緋色になり、全系統の念能力を100%の精度で引き出せる特質系に変化する。クルタ族の怒りや悲しみが深いほど鮮やかな色となり、闇市場では世界七大美色のひとつとして高値で取引される。

絶対時間(エンペラータイム)

緋の眼発動時に特質系となり、全系統の能力を100%の精度と威力で使用できる特殊な状態。鎖の能力を最大限に引き出すために不可欠だが、発動中は「1秒につき1時間」自身の寿命が縮むという極めて重い制約が課せられており、使用後は何日も寝込むほどの反動を伴う。

癒す親指の鎖(ホーリーチェーン)

親指の鎖。強化系の能力で、鎖を巻きつけた部分の自己治癒力を極限まで高める。「絶対時間」と併用することで、粉砕骨折などの重傷すら数秒で完治させることが可能になる。

奪う人差し指の鎖(スチールチェーン)

人差し指の鎖。注射器の形をした先端を持ち、刺した相手のオーラを吸い取ることで対象を「絶」状態にするとともに、その能力を一時的に預かることができる。さらに「絶対時間」中であれば、預かった能力を一度だけ解析して使用したり、他者にセットして使用させること(ステルスドルフィン)が可能。

束縛する中指の鎖(チェーンジェイル)

中指の鎖。捕らえた相手を強制的に「絶」状態にし、肉体の力のみで鎖を断ち切ることを不可能にする。「幻影旅団以外の者に使用すれば自分自身が死ぬ」という極めて重い制約と誓約を心臓に打ち込んでいるため、達人クラスのオーラを込めても切断できない絶大な強度を誇る。

導く薬指の鎖(ダウジングチェーン)

薬指の鎖。探し物の発見、相手の嘘の看破、弾丸の軌道の予測など、ダウジングのような効果をもたらす。自己の無意識下の直感を鎖の動きとして顕在化させる能力であり、「絶対時間」中であれば、映像越しでも対象の嘘を見破るなど精度が飛躍的に向上する。

律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)

小指の鎖。対象の体内に鎖の刃を打ち込み心臓に巻きつけ、クラピカが定めた「掟(ルール)」を宣告する。対象が掟を破った瞬間に鎖が心臓を握り潰す。「放出系」や「操作系」の能力も高度に要求されるため、クラピカ自身が「緋の眼」状態(絶対時間)でなければ使用できない。