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アルカ=ゾルディック

略歴・人物像

暗殺一家ゾルディック家の第4子。黒髪で可愛らしい容姿をしており、キルア=ゾルディックの妹(※ゾルディック家では建前上、兄弟は全員「男」として扱われているが、キルアだけはアルカを「妹」として接している)。

本来のアルカ自身は心優しく無邪気で、キルアのことが大好きな普通の子供である。しかし、彼女の中には「ナニカ」と呼ばれる別の人格(あるいは存在)が宿っており、この「ナニカ」がもたらす恐るべき願望実現能力と、それに伴う残酷な等価交換のルールゆえに、父シルバからは「家族ではなく、あそこ(暗黒大陸)から来た何処かの『モノ』」として扱われ、長年にわたり屋敷の地下深くの金庫室に厳重に幽閉されていた。

会長選挙編において、瀕死の重傷を負ったゴン=フリークスを救うため、キルアによって幽閉から解放される。イルミ=ゾルディックらからの妨害や追跡を受けながらも、キルアと共にゴンの元へ辿り着き、無事にゴンを回復させた。その後、キルアはナニカに「二度と誰のお願いも聞くな」と命令し、ナニカの能力を封印。現在はキルアと共に2人で世界中を巡る自由な旅をしている。

念能力・特殊能力

アルカ自身は念能力を持たない一般の子供だが、彼女に憑依している「ナニカ」が規格外の能力を持っている。 ナニカの正体は、暗黒大陸から持ち帰られた五大厄災の一つであるガス生命体「アイ(欲望の共依存)」であると作中で示唆されている。

ナニカの願望実現能力(お願いとおねだり)

ナニカはどんな願い(お願い)でも叶えることができるが、それには厳密かつ残酷なルールが存在する。

  1. 基本ルール:「お願い」を1つ叶えてもらうためには、直前にナニカが出す3つの「おねだり」をクリアしなければならない。
  2. 等価交換(代償):叶えられた「お願い」が大きければ大きいほど、次に行われる「おねだり」の難易度(残酷さ)も跳ね上がる。つまり、大きな願いの尻拭い(代償)は、次に「お願い」をしようとする別の人物が背負うことになる。
  3. おねだりの失敗:「おねだり」を4回連続で断ると、断った本人と「その人が最も愛している者」の最低2人が即座に惨死する。願いの規模が大きかった場合、犠牲者はその2人に加え、断った本人と長く時間を過ごした者たちまで巻き込まれ、数十人から数万人が連鎖的に死亡する。
  4. 治すお願い:「壊す」願いは残酷な代償を伴うが、「治す(直す)」お願いの場合は、ナニカ自身が対象に直接触れる必要がある代わりに、次のおねだりが残酷なものにならないという性質がある。

キルアの「命令」の特例

キルアだけは、この等価交換のルールを完全に無視してナニカに「命令」を下すことができる。 キルアが命令した場合、ナニカは無条件でそれを実行し、その後に残酷な「おねだり」が発生することもない。これは、キルアがナニカを「モノ」としてではなく一人の家族として愛情を持って接しているため(あるいは「欲望の共依存」における特別な関係性が築かれているため)と推測されている。